ぷりまCaptainの「初心者が初心者に教えるコーナー」
ボート所有形態別 ひとこと

Q. ボートを他人と共同で所有しようと思います。何かアドバイスください。

A. 共同所有のオーナーさんは、パートナーさんと「仲良く」。これに尽きます。


ボート遊びするのに、ボートを自分で買う必要がない場合があります。何人かでお金を出し合ったり、レンタカーのようにレンタルで借りたりする方法です。今回はこういう「所有形態」の話です。

1. 個人所有 - 100%オレのもの。でも一人じゃ寂しいときも。

これはあなた一人でボートを所有することです。「ボートはオレだけのもの」、あなたの意のまま、自由です。いつどこに行こうと、何をしようと他人からとやかく言われる筋合いはありません。皆さんはいま毎日の生活で「いつ何をどうするのもあなたの自由」なんてことが一体どれだけありますか。ボートならはこれが実現します。クルマを趣味にしている方々に対抗するつもりはありませんが、どんなかっこいいクルマだって渋滞した道路では前のクルマについて走らなければならない制約があります。自由はききません。ボートはそういうものから開放され、ひろーい海だけがあなたの相手です。この開放感は陸上の乗り物とは比べようもない最高の贅沢といえます。

逆に自分ひとりだけというのは時に強烈に孤独を感じることがあります。フネに行っても誰とも口をきかない、一人もくもくと掃除をしているとかね。私は一人でも十分満足していますが、やっぱりできることならボートの話のできる仲間を作ることをおすすめします。海の仲間は本当に楽しいです。


小さくても、自分のフネ

2. 共同オーナー「経済的な仲良し契約」-モメるとつらい。
数名の仲のいい友人などと「共同オーナー」としてボートを共同所有する形態です。これはボートにかかるお金を共同出資することにより一人あたりの負担を軽くできる点と、仲の良い仲間ができる点は優れていますが、逆に自分の自由度はある程度犠牲になります。「さあてフネ出すかな」なんて個人所有オーナーなら当日の朝のお天気でも見てからのーんびり考えればいいことでも、共同オーナー同士だと事前に決まったルールによる話し合いで決めておかなくてはなりません。こういう人間関係を煩わしく感じる方はズバリ共同所有すべきではないと思います。

私も共同所有を結局やめました。自分の性格に合わないと分かったからです。私にとってボートは「自分のもの」という独占的所有感のあるおもちゃです。好きなことくらい他人にジャマされたくない。経済的事情やライフスタイルが異なる他人同士が好きなことを上手に共有するには、よほどしっかりした人間関係でないとだめだと思います。

高価なボートの利害関係です。相手も人ですから、些細なコトバの行き違いがお金のからむ人間関係に発展してしまったら...。モメたらおしまいです。共同オーナーで失敗すると、友人とボートと海の楽しさのすべてを失ってしまいます。そのためにもパートナー選びは慎重に、本当に自分に合っている人たちかどうか見極めて下さい。

 

3. 会員制マリンクラブ -レンタル会員。年コストでフネ買える?
会員制レンタルボートは、確かにボートを購入するよりは安くボート遊びを始められますが、ホントにボートにハマっている人は「いつか自分のボートを持つまでのつなぎ」くらいに割り切った方がいいと思います。私もレンタル会員をやっていたのですが、レンタルでは物足りなかったです。「借り物」ですから積み込んだ荷物は全部下ろして夕方にはフネを返さなくてはいけません。「自分のボートなら釣り竿なんてフネに置いていけるのになあ。」といつも思いました。リッチな趣味のはずなのに、ガソリンは実費精算なので、支払いがやけに現実的で、はー虚しい、そう感じました。

会員制レンタルクラブの「いろんなレンタル艇からフネを選べます」という広告文句は、あたかも自分が何艇も所有しているかのように聞こえますが、実際ハイシーズンは予約がいっぱいで、よりどりみどりの中からいつでも好きな艇に乗れる、なんてことは難しかったりします。つまり「乗りたいフネには乗れないけどまあこれでいいか」とフネを選ぶ感じです。レンタルメンバー同士は不思議と「乗りたいフネ」や「やりたい事」がよく似ていて、マリーナで同じ人と毎週よく会います。「今日はオレがあの(いい)フネ押さえたからな」「来週は自分が予約入れたぞー」そんな予約の取り合いがシーズン中ずっと続きます。変な例えですが、私にはこんな感じに思えます。- 今日アナタと一日楽しく遊んで思い出もいっぱい作った恋人(フネ)が、来週は別 のヤツ(他のレンタルメンバー)とデートする約束をしている- こんなことをそばで見ていられますか。私は耐えられませんでした....。

ぷりまのオーナーになって、自分専用の「恋人」と一緒にいられることは精神衛生上もよかったと実感しています。「借り物」で束の間の遊びをするだけのボートライフには、自分のフネと語らい、愛し続け、自分も成長する過程は存在しないのかもしれません。ボートシーズンも終わり寒くなった頃、そのシーズンのレンタルにかかった費用を計算するとかなりの金額を出費している自分に気づくはずです。

逆にレンタルは「このボートと一緒に人生を送るぞ」というような覚悟をしない方には非常におすすめです。買ってしまうと「遊ばないと」という義務が生じますから、ちょっとだけボートを遊んでみたいとか、いろんなフネを乗ってみたい、メンテナンスはめんどう、転居が多いから買えない、などの方には、レンタルで楽しむというのは現実的ないい選択肢といえます。

 

4. 会社名義のフネ -これが一番いい方法かな。
法人所有のボートの方。会社の社長さんとか、いいフネ乗ってますよねー。わたしはサラリーマンですし世界が違いすぎて、ここについてはみなさまにアドバイスできませんが、そのゴージャスなマリンライフは、ぜんぜんひがみとかではなく見ていて気持ちいいです。同じ海をこんなに違う観点で楽しめるのか〜と、ただただうれしい気持ちになったりします。
今度いちどクルーで乗せて下さいね。お願いします。

 


TOP Library-PBI Suite index

PRIMAVERA BOATING ISLANDS (c) by PBI All rights Reserved.