| ぷりまに「陸電」インレットと、船内にコンセントつけました。 |
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| 完成したもの |
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(上)
MARINCO社のプラスチックタイプのインレットをキャビンドア左側に付けました。
本当は使う時の事を考えハル外側に付けたかったのですが、適当な場所がなかったのと、穴あけ工事が簡単だったものでココにしてしまいました。コネクターをはめてみると、やはりかなり邪魔だったりします...
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(右)既存の12Vプレーカパネル(操縦席よこ)内に余裕があったので、陸電用のプレーカ(二極式)を同居させました。パネルをアクリル版を加工(みてくれ悪いですが自称力作)してそこにつけました。
その下の位置に埋め込みタイプのコンセントをつけ、ここがコンセント#1です。
(右枠内)バウバースの近くにもコンセントを付けました。コンセント#2です。
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ところで「陸電」てなに?
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© West Marine

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ボートに必要な電気を船内のバッテリやオルタネータ、ジェネ等ではなく「フネの外(=陸)からもらう」しくみをいいます。桟橋にある「陸電ポスト」から図のような黄色いケーブル(陸電ケープル)で100V(米国では125V)
もしくは200V(同250V)ACを頂戴します。
水の上に浮かんでいるフネが漏電せず安全・確実・そして遠慮なく(笑)電気をいただくために、正しい設計に基づいた陸電システムを愛艇に備えれば、それは一般の電化製品が使用できるということです。これはまさにフネの文明開化といえます。お湯をわかしたり電気ストーブや、TV見たり、電子レンジ、etc.
あなたのフネの文明度・快適度が飛躍的に向上します。
フネの陸電システムは、アメリカのマリンコ(MARINCO)社(http://www.marinco.com) の製品を使うことが主流のようです。
しかしここでやっかいなのは、マリンコ社の陸電システムには電圧・電流の組み合わせで何種類かのシリーズがあり、それぞれが異なった径と形状のコネクタだということです。通販カタログを見ていると同じコネクタでもいろんな種類がありまちがえやすい(右図)です。
そこで今回は事実上いちばんメジャーな、「30A 100Vロック式コネクタ」を設置することにしました。陸電システムのある日本のほとんどのマリーナはこの規格に対応する設備または変圧装置などを持っているからです。
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ShorePower(陸電システム)には
いろんな種類のコネクタがあり
まちがえやすい

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ぷりま工事概要 (工事中の写真はありません。それどころではなかったので...) (1) フネに穴をあける。
インレットやコンセントの取り付け場所や配線を決めたら、必要な場所にドリル等で穴をあけます。今回は4箇所でした。
- インレット部に直径2.875インチ(約7.3 cm)の丸穴。
- 既存の12V用ブレーカーパネル(木部)に、陸電用ブレーカー取り付けパネル用の穴。
- コンセント#1を取り付ける場所に、コンセントが収まる大きさの四角穴。
- コンセント#2を取り付ける場所に、内側から線が通せる程度のまるい穴。
愛艇にボコボコ穴をあけることは、ある種の覚悟が必要です。私は「いけー」って感じでやってしまいましたが、けっこう小心者なので不安は絶えずありました。
【学んだこと】
- 丸い穴は「ホールソー(丸のこ刃)をドリルに付けてあけます。ドリルは本来のドリル刃以外にもいろいろなものが付くようにできている便利な工具です。
- 穴をあけるということは、その後加工するわけなので、そのための手が届く(作業しやすい)かを慎重に考える。インスペクションホールから手が入らないほど遠くに穴あけしてしまうと、後の作業が大変(でした、はい)。
- はじめに小さい穴をあけてから、径の大きい刃で穴を拡大しようとしたら、FRP表面がパリッと割れ飛びます。思い切ってはじめから適切な径の刃を使うべきだったです。
- FRPの削りかすは(たぶん)有害なので、マスク(とゴーグル等も)した方がよいでしょう。
(2) 船内配線
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今回の陸電は30A用なので、Fケーブル(flat-ひらべったい-ケーブル)は、アメリカ規格の「10」というやつにしました。これは「黒」「白」「緑」ケーブルが一列になったものです。
これら「黒」「白」「緑」の各電線を
- 「黒」HOT - ここが電気がまじめに通るところ
- 「白」NEUTRAL - コンセントの、幅の広い方
- 「緑」GROUND - アース
のように配線します(Ogaoga先生にご指導いただきました)。
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© WestMarine
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豆知識(from
Sammy先生)
日本の電線は切り口の断面積を平方ミリメートルで表します。 平方はスクゥエア(SQ)なのでナマって2スケ(2SQmm)とか呼びますね。
アメリカはAWG(アメリカンワイヤーゲージ)規格でして大体日本のよりワンサイズ太いっす。 AWG○○と数字が付きますが、数字が多いほど細いんです。ちなみにAWG10は日本の3.5SQと5.5SQの中間相当位になります。
日本の家電コンセントはFケーブルで配線するので、単芯の電線用なんですよね。規格は芯線の直径です。15Aで1.6 20Aで2.0 それ以上だと2.6mmを使用します。 |
【学んだこと】
- 100V ACといえども極性があること。この「黒」「白」「緑」の各電線の色は常識らしいので覚えましょう。
- アースは非常に大事であること。(あとで「アースが大事」の真の意味は、「アース線を設けること」ではなく「設けたアース線をきちんとアースさせること」だと教わりました)
- アメリカものの電線は日本のそれとは規格がまったく異なるので、使うにはそれなりの知識が必要だということ
(3) インレットおよびコンセントの取り付け
「黒」「白」「緑」の各電線を電線の色を間違えないようにしながら確実に配線します。インレットから来た「黒」「白」はブレーカーを経由させました。私の場合、コンセントは日本のホームセンターで入手したのですが、この日本仕様のコンセントは、2スケの単芯の線をぐいっと入れるように作られているので、「AWG10」は太すぎて入らない〜〜〜という大問題発生! やむなくこの日は工事中断し帰宅することに。
翌日、このような太い電線をもコンセントの裏側に差せる端子金具、まさに「目からウロコ」の商品の存在を知り、この問題はあっさり解決しました。
【学んだこと】
- 配線は防水という点も考慮して、熱収縮チューブ付きの圧着端子等できっちり仕事すべきでしょう。(実際はそうせずにテーピングで終わらせました)
- ブレーカーパネルをあけてびっくり。12V系の方がけっこうお粗末な配線処理でした...。誰これやったのー
- 配線は以外と遠回りで引いたりするもの。電線が足りなくなってしまった。
- 手の届かない所へ線を回すときは「めっせーじんぐ」しましょう。
(4) テスト
極性チェッカーでテストしてはいないのですが、完成したコンセントに100Vの電化製品を差してみて、無事 動作を確認しました。ほっ。無事終了。 陸電設計
in general
今回ぷりまで行った陸電工事は、ぷりまが基本的に上架艇であることを考慮して、ブレーカー付けてアース配線を引き回しただけです。しかし本当の「愛艇の電気設計」とは、ボンディングをして電触に対する程度や効果を勘案しながらZINCなどの対策をとる、云々、などの知識と実践の上に成り立つものです。もしいつの日かぷりまが係留艇となり、陸電を常時使いますーということらなったら、もう一度しっかり設計を見直さなくてはいけないということです。 おまけ
マリンコ社の商品に付いていた説明書などをぼんやり眺めていたら、けっこうためになったので、一部ご紹介(拙訳)します。

© MARINCO
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イージーロックシステム
Easy Lock用リングの付いているインレットに陸電ケーブルを接続したら45度回すだけで、水に濡れたりしづらい、しっかりとした接続が完了します。両側から回転させたりする必要はありません。
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© MARINCO
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アースマーク突起
接続時の向きがわかるように、アース端子(Grpund)の位置を示す突起が付いています。(プラグとコネクターの両側に付いています。)
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アダプターを使用するときの注意
- 使用するアダプターは電源(アウトレット)の電圧と同一ものか確認します。
- 消費電流の合計が、使用するアダプター(複数の場合特に)のうち最小のものの許容電流値を下回っているか確認します。
- 極性とアースが適切になされているかを、ボート側と陸電(桟橋)側(dockside)で確認します。
- ひとつの陸電ポストからはひとつの陸電のみ接続します(タコ足接続しない)。
アダプターの種類も、ほんとにいろいろあるようです。以下にかんたんにご紹介します。

© West Marine
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Marine
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一体型アダプター
このようなアダプターは使用する電圧や電流などによりいろいろな種類があります。目的にあわせてまちがえずに買いましょう。なお、これら一般にカバーがついていないので、水にぬれるようなところでの使用は好ましくありません。
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しっぽ付きアダプター
アダプターに「しっぽ」がついているタイプはカバー付きですから、水にぬれるようなところでも使用できます。さらに防水性を高めるために カバーの他に専用「カラー(Collar;
わっか)」がついています。 |

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「Y」アダプター
ひとつの 陸電アウトレットからふたつのPowerCordに供給するためのもの(ただし当然消費電流が規定以下の場合に限ります)。
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「リバース-Y」アダプター
「逆-Y」の名の通り、「Yアダプター」とはオスメスが反対です。ふたつの30A陸電アウトレットから100V/200V (米国125V/250V)を取り出します。極性が反転するのを防ぐために特殊な構造になっており、ふたつのプラグを正しく接続するまで電流が流れないようになっています。 |
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特別講義
by Sammy先生- 一部改変(爆)
リバースは逆って事です。 ですから50Aコネクタしかない船が30Aの陸電しかない桟橋から電気とるのです。 でも、それだけでは電流容量が足りないので2個の30Aコンセントからイタダキマスってことですね。
気をつけないといけないのは・・・ 陸電では100V系と200V系がありますよね。 これは、単相3線式といいまして3本の線を並べたと思ってください
両端の電圧は200Vだけど、真ん中の線と端の線の間は100Vなんです。 Yアダプタも100/200兼用型はそのように中で配線されています。
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以上です。冬はメンテの季節です。先輩イジリ〜キャプテンご指導ありがとうございました。目指せイジリ〜マスター!
ちゃんちゃん |