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広帯域受信機能が付いているアイコム(ICOM)社の144/430
MHz アマチュア無線機「IC-2720」を使った活用日記です。
「トーンスケルチ」とは「仲間の合い言葉」
送信する際に無線機からあのトーン(音)を混ぜて発信します。そしてこれを受信する無線機はこのトーンが同じ電波だけを拾って受信するというしくみです。
トーンスケルチONの受信機は、あらかじめ設定されたトーン以外の受信をしませんから、トーン無しの送信はすべて「無視」します。よく無線で「あれ、つながってないの?
◯◯さーーん」なんて呼んでも、相手がトンスケしてたらその叫びは届きません....。ちなみにこういう時は その人が使っているトーンを探知してそれを設定すれば一発で相手の受信を開くことができます。ほっ。
合い言葉いろいろ
トーンスケルチ機能に使われるのはCTCSSトーンというものが一般的ですが、トーンではなく最近の無線機はハイテク化が進んでいるのでデジタルなコード番号(DTCSコード)を使うこともあります。いずれも、一緒に交信する仲間とおなじトーンまたはコードを使うことで受信時に相手のスケルチを開放させる(受信回路を動作させ声が聞こえてくる)ものです。
トーンスケルチ機能はスケルチが開くだけですので特定の相手局を選択受信するわけではありません。つまり一度スケルチが開いてしまうといろいろん混信もどわ〜っと入ってきます。静かに待ち受けできる、という程度の認識でおねがいします。
さらにさらに「ビープ機能」ってのもあります。これをONにしていると、トーンスケルチにより相手からの電波を受信すると、まず「ピピピ...」と音が鳴る機能のことです。いちいち「ピピピ...」と鳴るとうざったいのですが、逆にたとえばアフトデッキで釣りしていても「ピピピ...」音が鳴ればわかります。まるで電話の呼び出しみたいなものですので使い方によっては便利です。このビープ機能は、もし応答できなかった場合、ケータイでいうところの「着信アリ」みたいなマークが点灯するので、後で「あ、仲間から呼ばれたな」とわかります。IC-2720には CTCSSトーン、DTCSコード、そしてビープ機能(ポケットビープ機能) みんな付いています。
CTCSSトーン周波数を設定・変更する
(マニュアル p.59参照)
※IC-2720は左右ふたつの無線機が同居したツインスタイルです。それぞれの操作系は左右独立しています(図参照→)。「MAIN
(メイン)」となっている方が送信される周波数です。ただし送信してよい周波数の場合だけですけど。
設定変更ができるのは「MAIN」とされている側です。430MHz帯を使用する側にトーンの設定をするので、左右どちらか430MHzをよく使う方を「MAIN」
とします。左右どちらでも構いません。手をのばして使いやすい方とか。
※CTCSSトーンは左右それぞれ個別に設定できます
(1) 左右どちらでも結構です。MAINというボタンを短く押して下さい。
その押した側のディスプレイがMAINとなり、「MAIN」と表示されます。
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(c) icom
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左側をMAINとするとき
一番左上の「MAIN」を押す。
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右側をMAINとするとき
一番右上の「MAIN」を押す。
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(2) 次に右側にある「SET(カギのマーク)」を短く押します。設定変更(SET)モードになります。SETモードで変更をします。
※長く押してしまうと周波数ロックがかかってしまいます。ロックされてしまったときはもう一度SETボタンを長く押してロック解除する必要があります。
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このSETボタン[または中央の「LOW
PRIO」ボタン]を押す毎に、設定変更される項目が順番に表示されます。
これを数回おして、「T SQL 88.5」などという表示になる場所を出して下さい。ただし「T
SQL」は液晶ディスプレー上部に小さく表示されます。
これはトーンスケルチ用のトーン周波数は88.5Hzにに設定されていますよ、という意味です。
※IC-2720は工場出荷時は88.5Hzになっていますので初めての設定では「88.5」になっている場合が多いです。
「MAIN」側の大きなツマミ(DIAL)を回してこれを仲間と同じトーン「たとえば82.5」に変更します。
左右いずれか(いま設定したMAINとなっている側の)左側にある三つのポタン「MAIN」「V/MHz」「M/CALL」または「DUP
MONI」「TONE DTMF」いずれでもよいので短く押します。これが設定変更(SET)モードを終了する操作です。
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「LOW PRIO」ボタンでも「SET」と同じように
SETモードを順送りにできます。
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どうやって交信するか

トーンスケルチへのモード変更は
TONE DTMFボタンで
注意:
トーンスケルチモードを作動させているということは、このトーン以外の電波は受信しないということですから、仲間との連絡用には適していますがある周波数を傍受する、などというような使い方はできません。何も聞こえてきません...。ご留意ください。
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交信する周波数(例 433.82MHzなど)に「MAIN」側をあわせます。
「TONE DTMF」ボタンを数回押して、ディスプレイ上部の表示が順番に変わります。
トーンスケルチ機能を使う場合は「T SQL」表示のモードにします。この状態でマイクのPTT(送信ポタン)を押すとあらかじめ設定したトーンが発信されますので相手局のトーンスケルチを開きますから、声が相手に届きます。それ以外は普通とおなじです。
表 示 |
モード |
説 明 |
| なし |
通常 |
トーンスケルチ機能OFFです。 |
| T |
トーンエンコーダー |
トーンだけ出すモードです。レピーターを起動させる時にはこのモードです。つまりレピータを起こす合図音を出すモードって感じです。 |
| T SQL ((*)) |
CTCSSポケットビープ |
トーンスケルチ機能ONでビープを鳴らせるモード |
| T SQL |
トーンスケルチ |
トーンスケルチ機能ONです。トーンが一致したときだけ受信機が作動します。 |
| DTCS ((*)) |
DTCSポケットビープ |
コードスケルチ機能ONででビープを鳴らせるモード |
| DTCS |
DTCSエンコーダー |
コードだけ出すモードです。コードとは「ピポパポ」みたいな音です。 |
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