PRIMAVERA II 号の ご紹介
PRIMAVERA II : YAMAHA FC-26 S/D

「ぷりま2 」って?

2002年、二艇目となる PRIMAVERA II 号が進水します。

Primavera時代からおつきあいのあるセントラル(株)木更津マリーナの皆さんにまたまたお世話になりました。私の夢を形にするために奔走した石松さん、最高に信頼して任せられるメカニックの高田さん他、皆さんありがとうございました。また湾奥クラブの先輩キャプテンにも、本当に親身になって相談に乗っていただきました。

●全長 9.19 m
●全幅 2.70 m
●総トン数 5トン未満
●エンジン SX370KS
(ヤマハディーゼル165 ps)
●定員 10名


館山クルージング(Captain Sammyさん撮影) →


操縦席より。以前よりちょっと広くなったー

先代の「ぷりま」ことPrimaveraはとても扱いやすく、小回りの効いた最高のFUN CRUISEを約束するすばらしい艇でした。これまで数多くのすばらしい航海や幾多の危険を共に乗り越え、これらを通して私を成長させてくれました。

そんな 自分のボートスタイルをこれまで以上に伸ばしつつ、Primaveraを超えるポテンシャルをもつ「ぷりま2」となるべき候補のボートを西へ東へ探しまわる日々を経て、いまここに PRIMAVERA II号が デビューしました。それは初代Primavera号の「魂(すぴりっと)」が昇華した、とても素晴らしいボートです。愛艇ぷりまは、いまここに少しだけ成長したのでしたー。

ぷりま2 のエンジン
先代のPrimavera号(SRV23/F100)のエンジンは先進の4st船外機でした。こんどのPRIMAVERA II号(FC-26 S/D) はヤマハディーゼルSX370KS (165ps) を一機搭載しています。 そうです、ディーゼルドライブ船なんですね。


© YAMAHA MOTOR CO., LTD.


図を見てもわかるように、いかにも「エンジン」って感じのいでたち...(あたり前か)。こいつと付き合っていくわけです。あーメンテナンスも船外機に比べ大変です。どうしようー。エンジントラブルで漂流したら、助けに来てくださーい。

このサイズでディーゼルドライブ船、しかも一機掛け*をチョイスする理由がどこにあるのか。ハイテク船外機の方が実質的ではないのか。ごもっともです。でも、やられてしまったのでした、ドライブ船の「走り」ってやつに。ははは。木更津航路を少し出たところで、強風波浪注意報の中の試乗で、このフネは見せてくれました。先代ぷりまには絶対できない航走を。この出来事はあまりにショッキングでした。一生忘れることはないんだろうな。オーバーですね。

*一機掛け: エンジンがひとつだけのフネを指す、「一丁掛け」とも言う。「二機掛け(エンジン二つ)」に比べて、燃費も重量も半分だが、エンストしたら即、「漂流」というこわ〜いリスクを併せ持つ。二機掛けなら、片方のエンジンでなんとか航行できる(片肺航行)ので「二機掛けは安心」という通説がある。現実的には小型艇ではエンジンを二つ搭載するスペースやフネの価格、重量の限界があるので、ある程度の大きさ・デザインのボートから上のグレードにしか二機掛け艇はない。

ぷりま2のエンジンルームのフタをあけたところ。
ヤマハディーゼル君が鎮座ましましている。
エンジンかけると、ディーゼル特有の音を出して
にぎやかに回り始める。

YAMAHA DIESEL SX370KS

エンジン型式 水冷4サイクル立型ディーゼル
シリンダー数-配列 直列4気筒
総排気量 3,660cm3
連続最大出力* 110.3kW(150ps)/3,300rpm
最大出力* 121.4kW(165ps)/3,400rpm
乾燥重量 370kg
冷却方式 間接冷却

*フライホイール端出力

(補足解説) ボートをエンジンの駆動方式別に分類してみました。

イラスト
こう呼ばれます
こう書かれます(略称)
説明

© ヤマハ発動機
船外機艇
アウトボード Outboard
O/B <-ぷりま1はコレでした。

船尾に船外機を引っかけるだけの単純な構造。船内に広いスペースが確保できるので小型艇にはうってつけだが、重心は高い位置になりがち。また船外機はガソリンエンジンのみしか市販されていない。

船内外機艇
インボードエンジン・アウトボードドライブ(または略してインアウト)。「ドライブ船」とも。
スターンドライブ(Stern Drive)などともよばれる(スターンとは「船尾」のこと)

I/O = In-Out

S/D <-ぷりま2はコレです。
しかし「スターンドライブ」と呼びますがスターン以外のところにドライブ付けるフネはないです(たぶん)。

船内にエンジン、船外(といっても船尾ね)にドライブ(駆動機)をつけたもの。エンジンの回転を効率よく伝達でき、また重心も低いので船外機艇より安定した走りが得られ小型〜中型艇に多い。ディーゼルエンジンを選択することもできる。

船内機艇
インボード
シャフト(軸)でプロペラを回すので「シャフト船」とも呼ばれます
I/B = In Board

船の中心部にエンジンを置くことで理想的な重心を確保しシャフト(軸)を介してプロペラを回す。船底をシャフトが貫通する(船底に穴が開いている)構造なので、排水設備が完備された大型艇に多い。

ぷりま2のドライブ
そしてさらにわたしにとってはじめてのものとして、ぷりま2のドライブはツインペラ(TRP)仕様なんです

Twin Rotation Propeller DRIVE

エンジンのトルク特性に合わせて設計された、ステンレス製の専用ソリッドハブプロペラを使用し、前後で反対方向に回転する二重反転プロペラを採用。プロペラの翼面積を増やすことで推進力を大きく向上させるドライブシステムです。キャビテーションの発生も抑えられ、スムーズな加速性能を発揮、さらに反転によりトルク反力が打ち消されるため、艇の直進性も向上します。


SINGLE

TWIN

SINGLE TWIN


© YAMAHA MOTOR CO., LTD.

これは二枚のプロペラが逆回転する凝った仕掛けで、これにより水をしっかりつかむなどという利点があるそうです。えっ、ゴミもつかみやすいって? 多分そうなんでしょうねえ。ペラもステンレスだし二枚いっぺんにイッちゃうと10万円、もっとですか? あーどうしよう。でも、ヤマハのドライブの中では改良を重ねて熟成された安定性がある(らしい)ので、まあそこは期待しています。離着岸もこれまでより多少は自然な感じなのかなあ。とりあえずこれから浅瀬にはGPSマークしまくります、はい。


ヤマハドライブの最終進化形、TRPドライブ。
なんかすごい仕掛けだけど、とってもデリケートなの...
壊さないように大事に乗らなくては...
(修理代 3ケタだってさ)

このフネの艤装 (ぎそう、フネに施した装備のこと)
初代ぷりま1の艤装と比較して簡単にまとめます。

  • DGPSプロッタ魚探
    (ぷりま2ではより最新型のモデルになった)
  • アンカーウインチ
    (140Wタイプから200Wタイプにパワーアップ)
  • 電動マリントイレ
    (トイレルームはちよっとだけ広くなった)
  • ラダー(はしご)
    (折りたたみ式だったのを伸縮式のものに)
  • スターンレール
    (船尾いちばん後方にレールをつけました。デザイン的には意見の分かれるところですが、機能性は向上しました)
  • 陸電システム30A
    (2003年の冬休みに取付。別ページにレポート書きました)
  • ダブルバッテリーシステム
    (2004年の春に取付。レポート作成中。)
  • 釣り竿ホルダーがないこと(予算の関係。そのうち付けたい)


浦賀沖 photo by Ogaogaキャプテン(湾奥クラブ)

これまでの遊びのスタイルを変えることなく、ちよっとだけサイズアップ、ドライブ船初挑戦。そんなところでしょうか。

PRIMAVERA II のオーナーになって思ったこと

「2」に代替えしてしまったことについて、ちよっとだけ反省と自分にあきれています。でも、中古艇の出物探しはタイミングなので、結果的は絶妙なタイミングだったかなーと思います。 二機掛け、FB、みんな実現しませんでした。すでに予算オーバーです。ボート遊びの基本はやっぱり「自分なり」です。これでこのサイズのフネをやっていくことが多分今の自分の技量的・経済的な限界だと思っています。
このフネは、自分のこれまでのボートライフの延長線上にいることは間違いないです。
大事に乗っていこうと思います。そして、機会があれば皆さんにぷりま2の世界を体験してほしいです。いろいろやってみたいこと、あります。またひとつ、成長できるんだなと、うれしい気持ちです。自分を作っていく、なんていうとカッコつけすぎでしょうけど、ボートってそんなシュミだと思います。

 

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