ぷりま2 が あんまり好きだったので、このフネとの別れを自分のボートライフの終りにするつもりでいた。それでいいし、悔いはないと。「ぷりま2のあとにぷりまなし」。ほんとに楽しいボートライフだったから。ほんとにそういうつもりで、この冬も、精一杯のメンテナンスした。そう、あと1年、最大あと2年で 陸に上がる決心を持って。
しかしこの決心は、ひとりの海の先輩キャプテンのひと言で 大きく変わり、私は救われる。
「やめるのは、いつでもできるからさ」
先輩は言った。やめることを前提にして遊ぶなんてもったいない。もっと前向きに楽しもうよ。携帯電話越しの何気ない、でもあたたかい言葉に、わたしはショックで打たれていた。そして 忘れかけていたボートあそびの原点の気持ちを思い出した。そうだ。自分のスタイルでやればいいんだ。
「ぷりま2を、乗り換えよう」
わたしは、ボートを続けるために ぷりま2 を乗り換える決心をしたのだった。